ダイナミックドメインとは?

インターネットでメールを送ったり、ブラウザでホームページを見たりするためには、ご自分のコンピュータにグローバルIPアドレスというIPアドレスが割り振られていなければなりません。このIPアドレスは、「インターネットサービスプロバイダ」(いわゆるプロバイダ)と契約して、割り振られているのです。プロバイダとは、自分が管理するグローバルIPアドレスを皆さんに一時的に貸している会社のことと言えるかもしれません。

でもプロバイダから割り振られるグローバルIPアドレスがいつも同じIPアドレスであるとは限りません。

ですから、皆さんのコンピュータは、メールやホームページを見たりするのには向いていますが、ご自分でサーバーを公開したりするには不向きです。

そこでダイナミックドメインの登場です。

ダイナミックドメインの説明の前に皆さん、DNSって知っていますか?

もちろん知っているという方は次の説明

ドメインネーム


皆さんが、Webブラウザからhttp://www.homepage.co.jp(実際にあるアドレスでないので注意!)なんて感じで、アドレスを打ち込むとそのホームページが表示されますよね。実は、この homepage.co.jp ってのがドメインネームなんです。でもこの名前は人間がおぼえやすくするためにつけた仮の名前なんです。

IPアドレス


実際には200.234.20.90なんていうピリオドで区切られたわけのわからない番号がその正体。これを“アイピーアドレス”(IP Address)って言います。これが実際のそのホームページのアドレスで、インターネット上で使える唯一の住所です。インターネットはTCP/IPという約束(プロトコル)に従って、通信を行っていますが、その約束の中にこう決められているので、そんなもんだと思って下さい。

DNS


DNSとは、ドメインネームサーバー(Domain Name Server)の頭文字を取ったものです。DNSは、ドメインネームとIPアドレスを対応付けたデータベースを管理するサーバーのことです。上の例だと、「www.homepage.co.jpは、IPアドレスの何番?」とサーバーに問い合わせると、サーバーはそのデータベースからそのドメインのIPアドレスを検索し、「200.234.20.90ですよ」と答えてくれます。ですから、いちいちwww.homepage.co.jpさんは、200.234.20.90番だとおぼえる必要がないんです。DNSはインターネット上の電話帳だと思って下さい。


IPアドレスでアクセスしちゃいけないの?


もちろん、構いません。でも、問題があります。200.234.20.90 なんて番号は、憶えにくいですよね。それよりも www.homepage.co.jp の方がおぼえやすいし、間違えが少ないです。電話番号も結構間違い電話とかありますよね。人は結構数字の羅列に弱いんです。

また、ホームページを管理しているWEBサーバーのIPアドレスがいろんな理由で変わることがあります。上の例ですと、www.homepage.co.jpというホームページが永続的に「200.234.20.90」とは限らないということです。もし「200.234.20.90は、www.homepage.co.jpのページ」ですよと、お友達に100人に教えていたのに、「200.234.20.91」に変わったら、また100人のお友達に教えなくちゃいけないことになります。こりゃ大変だ!

ですからドメインとIPアドレスの対応をDNSで管理しているわけです。IPアドレスが変わったら、DNS内のデータベースだけを変更すれば、www.homepage.co.jpで同じ場所にたどり着けるわけです。これは良い考えだ!

IPアドレスって変わるの?


ある環境では、結構変わるもんなんですよ、IPアドレスって。なんで、そんなに変える必要あるの?

それは、IPアドレスって、無限じゃないからです。世界中のインターネットに接続されているコンピュータにそれぞれ重複しないIPアドレスが割り当てられなければならないんですから、いくつあっても足りません。ですから、限りあるIPアドレスをみんなで分かち合って使います。このお話はこの後にも出てきます。

ちょっと専門的になるんですが(理解できなくていいです。そんなもんだと思って下さい。)、会社や学校のようにコンピュータがたくさんあって、その中だけでインターネットと同じようなローカルなネットワークを構築しているとします。(こういうのをイントラネットっていいます。)イントラネットもTCP/IPでの通信ですので、各コンピュータに重複しないIPアドレスを割り振る必要があります。でも、100台も200台もコンピュータあったら、いちいちコンピュータに人がIPアドレスを設定するのって面倒です。ましてや、コンピュータが増えたり、減ったりしたら、どのコンピュータにどのIPアドレスを割り当てているか管理するのも大仕事です。

そのためにDHCPサーバーというサーバーマシンが自動的に各コンピュータのIPアドレスを管理するのが一般的になりました。各コンピュータの電源を入れた時に、DHCPサーバーに「私は何番?」と問い合わせ、DHCPサーバーから「192.168.1.1だよ」と答えが返ってきたら、自分のIPアドレスを「192.168.1.1」に設定します。(設定するといっても、自動ですから心配しないで下さい。)

ダイナミックDNS


DHCPでダイナミック(動的という意味で、つまりIPアドレスが必要なときに割り振られるという意味)な環境にDNSサーバーがあったらどうなるでしょうか。そのIPアドレスがダイナミックに割り振られるわけですから、AというコンピュータのIPアドレスが今は192.168.1.1でも、明日は192.168.1.2かもしれません。IPアドレスで相手のコンピュータを特定するのは、実用的でないのは明らかです。こうした環境では、普通DNSサーバーが必須です。

でもよくよく考えると、IPアドレスがその都度変わるとしたら、DNSサーバー内のデーターも新しく変更しないといけなんじゃないの?

そうなんです。DNSサーバーもIPアドレスがその都度変わる度に変更しないといけません。でないとAというコンピュータ宛にメール送ったのに、Bというコンピュータに届いてしまったなんてことになります。いままで、DNS内のデータベースの設定は、「Aというコンピュータは192.168.1.1」という感じでデータベースを手動で変更していました。でもそれでは、DHCPのような環境では、とても間に合いません。

そこで、ダイナミックDNSというしくみが考えられました。DHCPサーバーがダイナミックDNSサーバーと連絡を取り合い、DHCPサーバーが「Aというコンピュータは192.168.1.2ですよ」とダイナミックDNSサーバーに連絡し、ダイナミックDNSサーバー自身が、自分のデータベースを更新できるようになりました。これで、ドメインネームとIPアドレスは常につじつまが合うことになり、ネットワークの中で、コンピュータが増えたり、減ったりしてもコンピュータ自身の設定を施す必要がないわけです。

これは便利だ!

どんなことができるの?

上のダイナミックDNSの説明では、ある特殊なローカル(会社内とか学校内)な環境でのお話でした。それを

インターネットでも使ってしまおう!

と考えた人たちがいました。では、どのように使うんでしょう。ちょっとその前に...

プロバイダって何しているの?


前の説明で、「限りあるIPアドレスをみんなで分かち合って使います」とありました。インターネットでメールを送ったり、ブラウザでホームページを見たりするためには、ご自分のコンピュータがグローバルIPアドレスというIPアドレスが割り振られなければなりません。このIPアドレスは、インターネット上で決められたアドレスで、世界中で1つしかないアドレスが割り振られています。勝手にIPアドレスを自分のコンピュータに設定して、インターネットに参加することはできません。皆さんは、インターネットに接続するのに「インターネットサービスプロバイダ」(いわゆるプロバイダ)と契約しているでしょう。ダイアルアップ(PPP接続)で、プロバイダに電話で接続すると皆さんのコンピュータにこのグローバルIPアドレスが割り当てられて、めでたくインターネットに参加できるようになります。プロバイダとは、自分が管理するグローバルIPアドレスを皆さんに一時的に貸している会社のことと言えるかもしれません。

プロバイダに接続するたびにIPアドレスが割り振られる


でもダイアルアップ(PPP接続)で、接続する度にIPアドレスが新たに割り振られます。これは、前にお話したように、プロバイダ自体がDHCPサーバー(実際にはちょっと違うんですが、同じようなものだとここでは思って下さい。)を使って、皆さんにIPアドレスを割り振っているんです。ですから、接続する度にIPアドレスが変わってしまいます。

サーバー用途には不向き?


ですから、皆さんのコンピュータは、インターネットではメールやホームページを見たりするのには向いていますが、ご自分でサーバーを公開したりするには不向きです。

サーバーに不向きなのは、

1. 接続のたびにIPアドレスが変わってしまう。

2. ダイアルアップ(PPP接続)のため、サーバーを公開するためには、ず〜〜〜とつなげっぱなしにしないといけないので、電話通話料が天文学的数字になり、とてもできない。

3. 回線が低速である。

という主な理由からです。

常時接続の時代へ...ですが...


時代は一変しました。ご存じの通り、個人の方もとても安価な価格で、常時接続できるという環境が整い、通信速度も何十倍も高速になりました。ですから、上のサーバーに不向きな問題の2,3は、問題が解消されました。

しかし、いまだに接続の度にIPアドレスが変わってしまう問題は、解消されていません。常時接続とはいえ、ダイアルアップ(PPP接続)同様にIPアドレスが変わってしまいます。もし、常時接続サービスで、グローバルIPアドレスが常に固定で割り振られたら、一瞬のうちにIPアドレスが不足してしまうでしょう。

そこでダイナミックドメインの登場です!


今現在割り振られたIPアドレスをダイナミックDNSを設置したサーバーへ更新してもらえば、

あなたのパソコンがサーバーになってしまいます。

あなたの好きな名前(例えば、taro)のドメインネーム taro.ddnn.jp(ddnn.jpの部分は決まっています。)という名前で世界中のインターネットユーザに公開できることになります。このダイナミックDNSを皆さんに提供するのがわたしたち DDNN.JP の仕事の1つです。

どんなメリットがあるの?

自宅のパソコン一台あれば今すぐに、Myサーバーが立ち上がります。DDNN.JPのサービスを使って、ご自分でサーバーを持つと以下のようなメリットがあるでしょう。

・ MyサーバーにDNSサーバーを持つ必要がありません。DNSの管理から解放されます。

・ あなたの好きなお名前のドメイン名を持つことができます。通常独自ドメインを取得すると、初期費用2万前後、年間5千円程度のコストが少なくともかかります。DDNN.JPであれば、月に数百円でドメインを持てます。

・ プロバイダのホームページ設置サービス費用が要りません。

・ ホームページ設置スペースはご自分のコンピュータのハードディスク分、自由に使うことができます。

・ CGIの使用制限がありませんので、CGIの知識のある方は、自由にダイナミックなホームページを作成できます。

・ SSIを使えます。SSIの知識のある方は、自由にダイナミックなホームページを作成できます。

・ SQLなどのデータベースシステムも使うことができます。

・ コンピュータのOSに依存しません。各プラットフォームに移植されたWEBサーバーを使うことができますので、ご自分の使いやすいサーバーを選択することができます。

・ 自宅で、Eコマースをすぐに始められます。

・ 知識のある方であれば、FTPサーバーを立ち上げられます。

・ 知識のある方であれば、メールサーバーを立ち上げられます。

・ 既にあるサーバーをご自分のドメイン名で参照できます。

・ 複数の自分のドメイン名から1つのサーバーを参照することができます。

など考えられるでしょう。

あとはあなたのアイディア次第で、いろんな用途につかえます。例えば、ネットゲームで、指定した名前のサーバーにアクセスするなどです。そのために高い固定IP使用料を払う必要などないのです。また、友達同士で会員制のチャットサーバーや伝言板に使うこともできるでしょう。

どうやってはじめるの?

DDNN.JPを利用して、Myサーバーを立ち上げるには、以下のものが必要です。

・ パソコンが必要です。最低限サーバーが動作するだけのマシンパワーは必要です。

・ 常時接続してくれるプロバイダに加入します。

・ 最低限メール機能は必要です。ご自分のメールアドレスがないとサービスを受けられません。

・ DDNN.JPに登録し、サービスを開始します。

以上です。